時計の知識

懐中時計から進化した腕時計には100年以上の歴史があり、その機構や構造は多種多様に変化してきました。ゼンマイで動く機械式時計や電池で動くクオーツ時計が主流として存在し、また各時計ブランドが競う合うように開発してきた複雑機能(クロノグラフ／永久カレンダー／ミニッツリピーター／トゥールビヨンなど)を備えた時計があります。外観的にもスポーツタイプ／ダイバータイプ／フォーマルタイプやドレスウォッチがあり、お客様は各シーンに合わせた時計をご愛用されていると思います。ご自身でご購入された時計、記念やプレゼントでいただいた時計、また大切な方から受け継がれた時計など、これからもそのご愛用品を末永くお持ちいただくために、日常のお手入れと定期的なメンテナンスをお勧め致します。＊クオーツ時計は5～7年、機械式時計は3～5年に一度の分解掃除(オーバーホール)を推奨します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　例え話となりますが、時計も自動車と同様で定期的なメンテナンスが必要となります。メンテナンス無しでそのまま長く使用され続けますと、油切れなどで金属部品が摩耗し、その修復には多大の時間と費用が掛かります。一度摩耗したり破損した部品は容易に修復できず交換になることがあります、現代ではその部品の入手が困難で修理不可となる恐れがあることをご理解ください。まだ時計が元気に動いているうちに定期的なメンテナンスを繰り返すことで、お客様と共にそのご愛用品が末永く時を刻み続けることを願い、我々の力がその手助けを出来ることを幸せに思います。